スタッフ日記

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2018.09.15

愛犬チロ、手術に臨む!

こんにちは!看護士の志賀です。

今回は、愛犬チロちゃんの手術のお話をさせていただきます。

前回の日記でお話したように、チロは子宮蓄膿症の疑いでした。その後も陰部からおりもの?が常にででいる状態でした。元気・食欲はあったので、今なら!と思い手術を希望しました。(元気・食欲が落ちると手遅れのケースが多いからです。)

手術の前に、まずレントゲン、血液検査があります。怖がりなチロなので、嫌がらずできるのか心配でした。ですが、スタッフが優しくチロに声をかけてくれて、スムーズにすすみ、嫌がらずにできました。

そして手術。お腹を開けると、正常の大きさより何倍も膨らんだ子宮がみえました。ボコボコしていて嫌な予感。子宮は病理検査に送り、詳しく検査してもらうことにしました。手術は無事に終わり覚醒もよく目が覚めました!ですが、大変なのはここからでした。麻酔の覚めも良いので夜ご飯を与えようとしたのです。

食べません、いつも食べているドライフードはもちろん、美味しい缶詰なども一切食べません。よだれが多く、悲しい顔をして鳴いています。痛いのか、緊張しているのか、帰りたいのか・・・。

毎日飲むお薬もありますが、内服が困難な為、院長に経口投与してもらいました。経口投与を失敗すると、口の中で薬が溶けてしまう為、気持ち悪くなりよだれだらけになります。

経口投与病院では簡単に言われますが、難しく大変ですよね(>_<)

翌日も食欲ない為、強制給餌しました。うまく口の中にご飯を入れても出してしまい、スタッフ2人がかりでも大変です。(自宅で給餌なんて無理!と思いました)

入院中はあまり寝れていない様子で元気がありません。歩行も困難でしたが、院長に承諾を受け、自宅に連れて帰りました。家に帰ったら元気になるかと思っていたのですが、家族に会ってもクターっとしていて大好きなごはんもやはり食べませんでした。その日の夜は布団の上でうずくまるようにして眠っておりました。(このまま息絶えるのでないかとヒヤヒヤしておりました(⌒-⌒; ))

次の日の朝、様子を見ると顔つきが良く、自力歩行もできていて尻尾をふりました!
その後も食欲なく大変でしたが、元気は日に日に出てきました。

そして手術から1ヶ月。今はすっかりと元気になり、郵便屋さんをみると番犬のように吠えます。ご飯もよく食べており、体重も増えました。(病理の結果も幸い悪いものではありませんでした)しかし内服は今も困難で、今まではピルポケット(お薬内服用のおやつ)を使用していたのですが、この中に薬があると覚えたのか食べなくなりました。

院長からのアドバイスで、ちくわはどうかな?とのことだったので、ちくわを購入したところ美味しいみたいで、ばくばく食べます。薬を詰めやすいので、今は容易に出来ています。また飽きてしまったらどうしようと心の中で思っている毎日です。笑

今回自分の愛犬が入院、手術をして感じたことは飼い主さんもワンちゃんもとても大変!ということです。チロが手術した日から元気になるまで心配で、私自身もあまり眠れていませんでした。チロも身体への負担が大きく、しんどかったと思います。

高齢のわんちゃんの手術は若い子に比べてリスクが大きいことを実感しました。なので高齢になってからの手術は避けたいですね。高齢犬の手術でよくあるのは、子宮蓄膿症、乳腺腫瘍、歯科処置などです。

これらは全て、小さい頃から予防、ケアをしていれば免れる疾患です。大切なワンちゃんだからこそ、高齢になり症状がではじめてからの治療ではなく、予防をしていけたらと思います。また、飼い主さんの不安などもとても実感しました。

今回の経験を得て、これからも来院されるワンちゃんネコちゃん、入院する子、飼い主さんの不安などを少しでも取りのぞけるよう、一生懸命寄り添い、一緒に頑張っていきたいです(*^^*)

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