数種類のウイルスや病原菌の感染を予防するワクチンです。
初年度は、3か月齢ごろまでに2~3回の接種が推奨され、2年目からは1年に1回の追加接種が必要です。
いくつか種類があるので何種にするのか、また何回接種するかなどは診察時に獣医師と相談して決めます。
狂犬病は犬だけでなく人にも感染し、発症すると致死率がほぼ100%の非常に怖い感染症です。法律により1年に1回の接種が義務づけられています。
当院では子犬の場合、混合ワクチンの接種が済んでから、狂犬病の予防接種を行います。
(狂犬病予防接種と市への届け出は、当院で随時受付しています。)
フィラリアは蚊によって媒介される犬の心臓に寄生する寄生虫です。
近年は猫にも高率で感染することがわかり、予防することが勧められています。
予防期間は5月から12月頃までで、月に1回、飲み薬や背中に滴下するタイプの薬で予防します。
ノミやマダニは皮膚炎やかゆみ、アレルギー症状を引き起こします。また、瓜実条虫やバベシア(犬)、ヘモプラズマ(猫)などの寄生虫や、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)という人にも感染する恐ろしいウイルスを媒介することがわかっています。
月に1回、飲み薬や背中に滴下するタイプの薬で予防します。